5.5 ふりかえり
#ふりかえり
The Art of Agile Development: Retrospectives
Retrospectives (AoAD 2e)
ふりかえりはチームとしてどうやっ て自分のプロセスを改善するかを決めるチャンス (p.102)
2つの目的 (p.101)
アイデアの共有
特定の解決策を考え出す
5.5.1 ふりかえりの種類
イテレーションのふりかえり
1週間ごとに実施
リリースのふりかえり
プロジェクトのふりかえり
突然のふりかえり
イテレーションのふりかえり、Shoreさんのレシピ (5.5.2)
60分〜90分
かなりうまくいっているチームを想定 (p.104、5.5.10)
1. ノーム・カースの最優先条項
人のせいにしたり個人攻撃したりする場にしない
一度口を開くことで次に話しやすくなる (p.99)
2. ブレインストーミング(30分)
6分類
イテレーションでの出来事やブレインストーミングで出たアイデアを書き出す
まずイテレーションのあいだに起こったこと(=出来事)が書きやすい
もしまだたくさん時間があるなら、そのまま沈黙を 続けよう。誰かが控えていたことを言うことが多い。(p.100)
3. ミュートマッピング(10分)
話をせずに黙って関連するカードを近くに置く(関連しないカードを離して置く)
そのカテゴリに名前をつけるようチームに頼もう。完璧な名前を考え出そうとしてはいけない (p.100)
次のイテレーションで改善すべきカテゴリに投票
ドット投票(1人5票)
4. ふりかえり目標(20分)
ふりかえり目標は、チーム全体が次のイテレーションのあいだに努力すべき目標 (p.101)
カテゴリを改善するための大まかな方針のアイデアを出す
1つだけ選ぶ
数時間分の作業
カテゴリの投票で1つに決まらなければ「コインか何かを投げて 1 つのカテゴリを選ぼう (p.101)」
来週もふりかえりをするんだ。重要な問題であれば、また出てくるだろう。(p.101)
改善するための選択肢を考える際は、5.4 根本原因分析を使う
「折を見てみんなにふりかえり目標を思い出させる (p.101)」人を決める
ふりかえり目標に取り組むのはチーム全体の仕事
チームをファシリテートするのではなく、リードしようとしていないだろうか? (p.102)
常に来週がある (p.103、強調は引用者)
ふりかえり目標を考えるためのカテゴリを決める
時間が経つにつれて、すべての主要な問題は、公平に注目されるはず (p.102)
重要な問題であれば次回(来週)のふりかえりで再度現れる
時間がかかりすぎるへの対処にもなる
(IMO:繰り返しふりかえりを実施しているからこそ、「常に来週がある」と考えられる!)
5.5.12 参考文献
『Project Retrospectives: A Handbook for Team Reviews』(Norm Kerth)
『アジャイルレトロスペクティブズ』(第1章)
The Effective Post Fire Critique
このエッセイの書き出しを引用している
Firefighters, as all humans, make mistakes.